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日本仏教再入門(講談社学術文庫 2815)

末木 文美士, 頼住 光子, 大谷 栄一  著

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価格 \1,496(税込)         

発行年月 2024年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 358p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/宗教/仏教
ISBN 9784065299586
商品コード 1038299891
NDC分類 182.1
基本件名 仏教-日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年05月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038299891

著者紹介

末木 文美士(著者):1949年生まれ。東京大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。専攻は、仏教学、日本思想史。主な著書に、『日本宗教史』『日本の思想をよむ』『日本思想史の射程』などがある。
頼住 光子(著者):1961年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院人文科学研究科倫理学専攻博士課程修了。専攻は、倫理学、日本倫理思想史。主な著書に、『日本の仏教思想』『道元の思想』『『正法眼蔵』入門』『さとりと日本人』などがある。
大谷 栄一(著者):1968年生まれ。佛教大学社会学部教授。東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程修了。社会学博士。専攻は、宗教社会学、近代仏教研究。主な著書に、『日蓮主義とはなんだったのか』『近代仏教というメディア』『近代仏教スタディーズ』(共編著)などがある。

内容

昨今、仏教研究は進展を見せ、従来の常識は大きく書き換えられつつある。
「日本仏教」とは何かから説き起こし、古代から中世の仏教の思想と歴史の流れを、聖徳太子・空海・法然・親鸞・道元・日蓮などをキーに解き明かしていきます。
そして、明治維新以降、西洋の文明に触れて大きな変貌を遂げた日本仏教が、日本の近代社会の中で果たしてきた役割を改めて問い直します。廃仏毀釈に始まり、日清・日露戦争を経て、大正デモクラシー、日中戦争から第二次世界対戦を経験する中で、仏教は重要な位置を占めています。戦後復興、そして大震災などに対して、実践としての仏教があらためて登場しつつある現状の意味を問うていきます。
また、日本仏教の深層にある思想的、歴史的な背景を読み解いていきます。葬式仏教にどのような意味があり、どのような思想を背景にしているのか。日本仏教のおおきな特色となっている「大乗仏教」の起源を探ります。また神と仏の関係を、中世の神仏習合に遡って、読み解き、仏教が日本の思想や哲学に与えた影響を検証していきます。
本書を読めば、日本仏教の思想と歴史の概観と肝要なポイントがすべてわかる、格好の入門書です。

*本書は、『日本仏教を捉え直す』(放送大学教育振興会)を底本に、大幅な加筆(第三章 1最澄の生涯と思想)と改稿をし、改題しました。

【目次】
はじめに 「日本仏教」という問題
第一章 仏教の展開と日本 序説
第二章 仏教伝来と聖徳太子 日本仏教の思想1
第三章 最澄と空海 日本仏教の思想2
第四章 法然・親鸞と浄土信仰 日本仏教の思想3
第五章 道元と禅思想 日本仏教の思想4
第六章 日蓮と法華信仰 日本仏教の思想5
第七章 廃仏毀釈からの出発 近代の仏教1
第八章 近代仏教の形成 近代の仏教2
第九章 グローバル化する仏教 近代の仏教3
第十章 社会活動する仏教 近代の仏教4
第十一章 日本仏教と戒律 日本仏教の深層1
第十二章 葬式仏教 日本仏教の深層2
第十三章 神仏の関係 日本仏教の深層3
第十四章 見えざる世界 日本仏教の深層4
第十五章 日本仏教の可能性 まとめ
学術文庫版あとがき

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