出版社内容情報
日本の教育の危機は、学校教育の危機であるにとどまらず、日本社会の構成員を育成するのに失敗しているという社会全体の危機でもある。工業社会から知識社会への転換点でもある今、どのような教育改革が必要とされているのか? スウェーデンの事例などを参考に考察し、真に教育を再生させる道を提示する。(解説=佐藤学)
内容説明
日本の教育の危機は、学校教育の危機であるにとどまらず、日本社会の構成員を育成するのに失敗しているという社会全体の危機でもある。工業社会から知識社会への転換点である今、どのような教育改革が必要とされているのか?スウェーデンの事例などを参考に、真の人間的能力を高める教育を再生させる道を提示する。現代文庫版では、教育改革の現状を考察した補章を付す。
目次
第1章 歴史の「峠」における教育危機
第2章 教育の意味を問う
第3章 学校教育の展開
第4章 学校教育の行き詰まり
第5章 工業社会から知識社会へ
第6章 知識社会における学校教育
第7章 知識社会における教育の体系化
第8章 「学びの社会」へのシナリオ
補章 「教育再生の条件」再論
著者等紹介
神野直彦[ジンノナオヒコ]
1946年埼玉県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。専門は財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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